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粋、艶。@102
レコードって良いよね?
取り出す時の匂いがいい
自販機やコンビニで買うペットボトルじゃなくて、お湯を沸かして自分で淹れるお茶みたいな感じかな。ペットボトルのお茶のほうが余程マシな場合ってのは多々ある訳で、それぞれ良いところも悪いところもあるけれど。良い音で聞こうと思えばその為の手間と時間を要する。「良いティーセット」も欲しくなる。そういう、それしかなかった頃は煩わしかった音の為の時間と手間みたいなものが実は結構好きだったのかもしれない。
歴史的名演ってのがあって(以下略)
マイルス・ディビス「アット・カーネギー・ホール」>内容(「CDジャーナル」データベースより)>マイルス・デイヴィスの生誕75周年を記念してDSDマスタリングを施したアルバムが登場。>61年カーネギー・ホールでのギル・エヴァンスとの共演を収録した必聴盤。とCD版にはライナーノーツにあるんだけど、元はとある記者がテープレコーダー(モノラル)で盗み録りした物を後にマイルス自身に聴かせてレコード化したものなんですよね。時は公民権運動前夜、デモ隊が乱入して大騒ぎになり、興奮しまくったマイルスが鬼気迫る演奏が展開されたのです。なにしろ、マイルスのコンボが競演のギル・エヴァンス・オーケストラを完全に食ってしまって、演奏を止めさせちゃうのですから……入手不可能となったレコードのCD化は良いんだけど、こういった情報をはしょっちゃうのは如何なモノかと?